【Outlook】データファイルの場所を変更する

Microsoft 365

1 はじめに

本記事は、将来起こり得るPCデータ移行をスムーズに行うために行っておく、
PCデータの一つである下に示すOutlookデータファイルの場所を任意の場所に変更する方法を
示すものです。

・ POP3アカウントの時のPSTファイル
・ IMAPやExchangeアカウントの時のOSTファイル

OSTファイルの場所の変更は、それほど必要性が高くないのかもしれません。
データはサーバー側にデータが保存されているので、バックアップ作成必要が高くないからです。
また、正式な方法は、Outllookのバージョン等の制限があるようで、
必ずしもうまくいくわけではないようです

2 POP3データファイル(.pst)の保存場所変更

OutlookのPOP3データファイル“~.pst”の保存場所を変更するには、
Outlookを完全に終了した状態で「ファイルの移動」と「Outlook上での参照先の再設定」を
行うことです。

具体的な手順は以下の通りです。

(1) 現在の保存場所を確認
(2) PSTファイルを新しい場所に移動
(3) Outlookで新しい場所を関連付ける

(1)現在の保存場所を確認

1. Outlookを起動し、画面左上の「ファイル」メニューをクリックします。
アカウント設定」>「アカウント設定」の順にクリックします。

2. 「データファイル」タブをクリックし、移動したいアカウントを選択して
ファイルの場所を開く」をクリックします(図1.1-1参照)。

3. 開いたフォルダのパスをメモし、Outlookを完全に終了させます。

(2)PSTファイルを新しい場所に移動

1. 先ほど開いたフォルダ内にあるPSTファイルを「右クリック」し、「切り取り」を選択します。

2. 移動先のフォルダ(例: D:¥Outlook Data など)を開き、「貼り付け」ます
(元の場所のPSTファイルは削除する)。

(3)Outlookで新しい場所を関連付ける

1. Outlookを起動すると、図1.1-2に示すように、
Outlookデータファイル“~.pst”が見つかりません」とエラーメッセージが表示されますので、
OK”をクリックします。

2. 先ほど移動先として指定した新しいPSTファイルを選択し、“OK”をクリックします。

3. 以上で、PSTファイルの移動は完了します。

3 IMAP、Exchangeデータファイル(.ost)の保存場所変更

OSTファイルの場所変更の方法には、次の2つの方法があります。

OSTファイルのあるディレクトリを任意の場所に移し、元の場所にシンボリックリンクを作成する。
② Windowsレジストリの「ForceOSTPath」を設定して保存先を変更する。

②については、

Microsoft 365の「新しいOutlook (New Outlook)」やIMAP形式の一部のアカウントでは、 このレジストリが適用されない場合があります。

回避策 2 – .ost ファイルの場所を変更するようにForceOSTPath レジストリ エントリを設定する

とあって、うまくいかない場合があるようです。
わたしの2026年06月時点でのMicrosoft 365 Outlookでは、ダメでした。

②の方法は、参考にするだけに留めてください。

IMAP、Exchangeのデータは、サーバー側にデータが保存されているので、
バックアップ作成は必要ありません。
OSTのデータファイルは、一時的なキャッシュのファイルです。
データファイル保存場所変更は、必要性が高くありません。

Outlookのキャッシュデータを、ブラウザーなどのキャッシュデータとともに、
一つのドライブにまとめたい場合などは、
OutlookのOSTファイルの場所を移動するのもありなのかと思います。

3.1 実体を任意の場所に移し、元の場所にシンボリックリンクを作成する

本記事では、OSTファイル実体移動のための具体的なシンボリックリンク作成手順は割愛します。

シンボリックリンクのやり方については、次のページを参考にしてください。

【バックアップ術】バックアップを楽にするために、デフォルトのデータ保存先を変更する
保存フォルダーを変更できないアプリケーションに対処する方法

3.2 レジストリの「ForceOSTPath」を設定して保存先を変更する

本節の内容は、参考にするだけに留めてください。

Outlookが閉じた状態で、レジストリエディターを起動します。

■ レジストリエディターの起動し、Outlookキーを表示
レジストリエディターを起動し、下に示すレジストリキーを展開します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\xx.0\Outlook
 
xx.0 部分はOfficeバージョン
Office 2016 / 2019 / 2021 / Microsoft 365の場合は16.0

■ 新規値の作成と設定
左側の「Outlook」キーを右クリックし、「新規」>「展開可能な文字列値」を選択します。
そして、以下に示す項目と値を設定します。

名前 : “ForceOSTPath
値 : OSTファイルの保存先フォルダパス(例:D:¥OutlookData)

■ 新しいOSTファイルの生成
レジストリエディターを閉じ、Outlookを起動します。
指定したパスに新しいOSTファイルが自動的に生成され、サーバーとの同期が開始されます。

古い場所にあった古いOSTファイルは、
同期が完了して問題なく動作することを確認してから削除して構いません。

以上

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