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- Rev. 0.7 : 2025年03月05日
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1 はじめに
デフォルト設定のままのデスクトップ版Outlookでは、
Microsft Edge(以降、“Edge”と略記。 文脈によっては、フルネーム)以外のブラウザー
(Google Chrome、Fireboxなど)を「既定のブラウザー」に設定しているにもかかわらず、
メール本文中にあるリンクをクリックすると、Edgeが起動してしまいます。
これは、実に困ったことなのです。
たとえば、Outlookから
Chrome拡張の
“
Google Authenticator”を利用しているAmazonのページを開こうとしたら、
Edgeが起動してしまい、そこからではログインすることはできません。
Amazon以外のGoogle Authenticatorによる2段階認証を行っている他のサイト
(レンタルサーバーなど)も、同様です。
EdgeにGoogle Authenticatorの拡張機能をインストールして対処しようにも、
残念ながらEdge版は2025年03月現在ありません。
本記事では、Outlookにおいて、Edgeではなく「既定のブラウザー」を開く設定を示します。
2 Outlookが開くブラウザーをEdgeではなく「既定のブラウザー」に
2.1 Outlookが開くブラウザーをEdgeではなく「既定のブラウザー」をEdgeに変更する
以下に示す手順で、「Outlookからハイパーリンクを開く場所」の設定を、
Edgeから「既定のブラウザー」に変更します。
1. まず、Outlookを立ち上げ、「ファイル」⇒「オプション」を選択します (図2.1-1参照)。
2. 「Outlookのオプション」において、左列メニューから「詳細設定」を選択します
(図2.1-2参照)。
3. 「詳細設定」の右ペインから、
「ファイルとブラウザーのユーザー設定」フィールドを見つけ出します。
そして、「Outlookからハイパーリンクを開く場所」の設定を変更します
(図2.1-2参照)。
2.2 既定のブラウザーの確認方法
Windows 11では、既定のブラウザーがどのブラウザーになっているのかは、
下に示す手順で確認します。
スタートメニュー右クリック⇒「設定」⇒「アプリ」⇒「既定のアプリ」
⇒ EdgeかChromeなどインストールされているブラウザーのどれか一つ
「既定のファイルの種類または既定のリンクの種類」の“HTTP”、“HTTPS”の設定が
期待しているブラウザーになっていることを確認します(図2.2-1参照)。
2.3 既定のブラウザーの変更
もし、ブラウザーが期待したものになっていなければ、
“HTTP”および“HTTPS”の右端の[右上向き矢印]アイコンをクリックします。
ブラウザーの選択ウィンドウが開きますので、希望のブラウザーを選択します (図2.2-2参照)。
以上
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