変更履歴
- Rev. 0.7 : 2022年10月05日
- 新規作成
- Rev. 0.8: 2023年09月29日
-
次の2つのプラグインを追加した。
・ SiteGuard WP Plugin
・ Crazy Bone(狂骨)
また、不具合状況の説明を追加した。
1 はじめに
2022年10月に、試験用としてのIPv6接続のWordPressブログを開設しました。
IPv6接続が原因で、使用できないプラグインがいくつか見つかりました。
下に示す表に整理します。
なお、IPv6通信のあると思われる下に示すGoogleのWPプラグインは、
問題なく使用できています。
・
Site Kit by Google
・
Google Analytics for WordPress by MonsterInsights
No. | プラグイン名 | 現象概略 | バージョン | ※ |
---|---|---|---|---|
1 | JetPack | サイト管理者アカウントと連携できない | 12.6.2以前 | × |
2 | SiteGuard WP Plugin | 管理ディレクトリ(/wp-admin/)にアクセスできなくなってしまうことがある。 | 1.7.5以前 | △ |
3 | Crazy Bone | 不正アクセスの警告が出まくる | 2023/09/28現在、無効 | × |
- 【備考: ※】
-
△ : 一部機能のみの不可
× : 利用不可
2 詳細
2.1 JetPack
JetPackは、
WordPressサイト管理者アカウントと連携するため、
”https://wordpress.com”の
サイトにアクセスします。
この時、このサイトには接続できないため、管理者アカウントとの連携ができません。
このサイトは、IPv4でしか通信しないようです。
その時の現象を、下に示すページにまとめました。
【WordPress JetPack】IPv6接続で、WordPressプラグイン JetPackの初期設定ができない
# ChatGPTさまは、誤ったことを教えてくださいました
”https://wordpress.com”のサイトは、
ここから他のWordPressサイトの記事講読ができます。
試しに、”https://wordpress.com”の
サイトからIPv6サイトの記事講読をしようとしてみましたが、
「https://dotiga-ipv6.net の購読の登録中にエラーが発生しました。」
となってしまい、やはりIPv6のサイトへの通信はできませんでした。
2.2 SiteGuard WP Plugin
SiteGuard WP Plugin
(以降、SiteGuardと略記)のダッシュボード
(図2.2-1参照)から
「管理ページアクセス制限」を有効にすると、
管理ディレクトリ(/wp-admin/)に全くアクセスできなくなることがあります。
管理ディレクトリ(/wp-admin/)アクセス制限の解除の仕方が不明ですので、
以降WordPressの管理ページは全く開けなくなってしまいます。
HTTP通信のセッションは、”一時IPv6アドレス”で行われます。
ですので、短時間の内にIPv6アドレスがコロコロと変わってしまいます。
このため、SiteGuardは、不正アクセスがあったと見なすようです。
WordPress管理ページを開くPCの”一時IPv6アドレス”を無効にすれば、
問題が発生しないと思われます。
ですが、”一時IPv6アドレス”の無効化は、
PC内の他のアプリのIPv6通信全部にも影響しますので、
あまり良いことではないと思っています。
”一時IPv6アドレス”を無効にする方法については、次のページをご覧ください。
一時IPv6アドレスを無効にする
なお、SiteGuardの「管理ページアクセス制限」以外の機能については、
IPv6接続であっても問題なく利用できています。
2.3 Crazy Bone(狂骨)
特に大きな悪さするわけではありませんが、
管理ページ操作の妨げになるほど、警告が頻繁に表示されます。
SiteGuardの「管理ページアクセス制限」と同じで、
HTTPの通信において、短時間内にIPv6アドレスがコロコロと変わってしまうことが原因です。
「XSS脆弱性が発見された」ということもあってか、
2023年09月28日に確認したところCrazy Boneは無効になっていました。
以上
本文中の記述に、
誤字や脱字、誤った内容の記述など見つかりましたら、
下に示すフォームでご連絡いただければ幸いです。