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- Rev. 0.7 : 2025年11月24日
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1 はじめに
本記事は、vCardデータ形式のQRコードによって、氏名、電話番号、メールアドレスなどを
交換先相手のAndroidスマホへ簡単に交換する方法を示すものです。
vCardデータ形式のQRコードを自端末で表示、
交換先相手のAndroidスマホの連絡帳アプリにほぼ一発で取り込んでもらう方法です。
一般的には、電話番号などは口頭や紙で伝えて、
交換先相手のスマホ連絡帳に登録してもらうかと思います。
でも、その方法は面倒なもの、特に氏名の入力はそう簡単なものではありません。
本記事では、これに代わる方法を示すものです。
2 連絡帳登録用のQRコード作成
本章では、連絡帳登録用のデータ入力とQRコード化について示します。
2.1 連絡帳登録用のvCard形式のデータとは?
まず、連絡帳登録用のvCard形式のデータとはどのようなものなのかを簡単に。
vCard形式データとは、
下に示すような内容の連絡先情報を保存するための電子名刺の標準フォーマットです。
・氏名
・住所
・電話番号
・メールアドレス
ファイルとしての拡張子は“.vcf”であり、Eメールの添付ファイルとして送ったり、
Webサイトからリンクさせたり、QRコードに変換して共有したりして、
様々なデバイスやソフトウェアで連絡先データを簡単にやり取りするために使われます。
【vCard形式データのサンプル】
2.2 連絡帳登録用データの入力とQRコード作成
2.2.1 QRコード作成のWebサービス
連絡帳登録用データの入力とQRコード作成は、Webサービスを利用します。
「vcf qr code」で検索すれば、いくつか見つかります。
どのサービスを選んでも、機能も操作もほぼ同じです。
中には有料のサービスがありますが、
連絡帳登録用QRコード作成以外の他の機能がありますのでかえって使い難いと思います。
例えば、下に示すサービスは、PCでもAndroidスマホでも利用できます。
スマホ利用のための短縮URL(いつまで有効なのか不明):
https://x.gd/cNJOp
ここで紹介したURLを入力するよりも、
検索結果からアクセスする方が早く目的のサイトにたどり着ける。
2.2.2 使い方の簡単な流れ
連絡帳登録用のQRコード作成のサービスは、下に示すような流れで利用します。
どのサービスであっても、流れは同じです。
1. サービスサイトにアクセスする。
2. 機能が複数ある場合には、「vCard: 名刺用QRコード」、
または「連絡先情報」などの項目を選択する。
3. 名前、電話番号、メールアドレスなどの必要情報を入力する。
4. 「生成」ボタンを押すと、QRコードが表示される。
PNG、JPEGなどの画像として保存する。
画像は、利用状況によっては、共有として公開する。
3 Androidスマホでの連絡帳への取り込み
2.2項で作成した連絡帳登録用データは、下に示す手順で、
交換先相手スマホの連絡帳に取り込んでもらいます。
まず、前以って、2.2項で作成したQRコード画像を自分スマホ、ないしPCに表示します。
連絡先交換相手には、以下に示す操作をしてもらいます。
1. Googleレンズを起動する(図3-1参照)。
2. Googleレンズで、QRコード画像を取り込む。
シャッターボタンをタップして、検索を開始する(図3-2参照)。
3. 連絡帳が開くので、「新しい連絡先を作成」をタップする(図3-3参照)。
4.2.2項で作成した内容が表示されるので、確認する。
必要あれば、修正する。
内容に問題がなければ「保存」する
(図3-4参照)。
なお、2.2項で入力したデータは、全て取り込まれるわけではないことに注意してください。
連絡帳のvCard仕様対応程度によって、取り込めないデータがあることがあります。
以上
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