1 はじめに
SEO対策と一口に言っても、
これだけやっておけば完璧、といったものは存在しません。
SEO対策は色々な観点から考える必要があり、 非常にわかりにくいのではないかと思います。
本記事では、
Webサイトを作ったら、
とりあえずやるべきSEO対策について整理してみました。
やはり、苦労して作成した記事、たくさんの人々に読んでもらいたいものです。
SEO対策などといった○取った小難しい技法の話ではなく、
どうすればたくさんの人に自分の記事を読んでもらえるようになるか、
っていう視点でSEO対策というものを見てもらえたらと思います。
2 ホームページを作ったら、まずやるべきSEO対策
2.1 検索エンジンへの登録
SEO対策の第一歩です。
検索エンジンにWebサイトを認識してもらわないといけません。
検索エンジンは、クローラ(Crawler: 泳ぐ、あのクロールから来ています)を利用し、
あらかじめデータベースの中にWebサイトの情報を保存しています。
そして、私たちユーザーが検索をするときに、
あらかじめ情報収集して保存していたデータベースの中から、
合致する情報を検索結果に表示してくれています。
検索エンジンへ登録しても、2週間くらい認識されないこともあるようなので、
気長に待ちましょう。
クローラの巡回待ちになります。
- ① Google
-
世界一の検索サイト。
Google Search Consoleで、サイトマップの登録やクロールエラーの確認ができるので、
ホームページを作ったなら是非利用すべきです。
- ② Bing
-
Bingウェブマスターツールも一緒に使用しましょう。
xmlサイトマップを登録するだけでも。
2.2 Webサイトのタイトル
よく言われている、
<h1>、<h2>・・・<h5>、キーワードの位置、キーワード出現率、などは気にしません!
気にすべきは、タイトルです!!
タイトルはやはり重要で、ページの内容とタイトルが合致していないと
タイトルを見て訪れていただいたユーザーが、思っていた内容と違うためすぐに戻るボタンを・・・
ということになります。
ページ内容とタイトルが合致するページを作ろうとすると、
自ずとタイトルが重要キーワードになります。
タイトルタグのポイントは
・キーワードが入る
・ページ内容が分かるタイトルにする
・カニバリゼーション(共食い)にも気をつける
この3点です。
ページの内容を要約したものがタイトルであり、それが必然と重要キーワードになります。
タイトルは検索エンジンに「このタイトル重要ですよ!」と認識してもらうためではなく、
見てくれるユーザーがパッと見で分かるように、
ユーザーを優先したタイトルの書き方が良いです。
さらに、実際に開いて内容が充実していることも大事です。
また、キーワードが重複しているページが多いと、
検索結果に表示されないということが起こり得ます。
検索エンジンは、サイトを巡回するときに、
例えば10のページが特定のキーワードに関連している”らしい”ことを認識するそうです。
10のページのキーワードが関連性を評価し、
ランキングで高いポジションを与えるという結果には残念ながらなりません。
さらに、似たようなページの中から、クエリに最も適していると思えるページを
1つだけ選び出すよう検索エンジンに強いてしまうケースを、
カニバリゼーションといいます。
カニバリゼーションとは、直訳すると共食いです。
解決方法は、
それぞれのページが独自の有用なキーワードのバリエーションをテーマにして、
しかもすべてのページから、
このキーワードに関して基準となる元のページにリンクしている状態をつくることです。
たとえば、
- 動画
- 動画
- 動画
- 動画
- 動画
- オモシロ動画
- 衝撃動画
- 長編動画
- 短編動画
というように各ページを独立したテーマにし、
各ページが親となる元のページにリンクしているように構成すると良いでしょう。
2.3 キーワード・コンテンツの充実
SEO対策ではキーワードが重要になってきますが、
キーワードはとりあえず頭の片隅におき、
意識し過ぎずにコンテンツを充実させていくことの方が重要です。
キーワードを意識してサイトを作成していくと、
同じ単語が羅列していて見づらいサイトになるからです。
特にSEO初心者の方に多いのが、ビッグワードで上位を狙う傾向です。
サイトを作成したらビッグワードで上位表示された方がいいと思います。
しかし、現実は厳しいです。
現在はビッグワードやミドルワードで上位表示するためには、
有料リンクの購入(被リンク)やダミーリンク(自演)などが必要になっています。
しかし、費用や時間がかかるし、効果がなかなか現れないこともしばしばです。
費用対効果が見込めない事例の方が多く存在します。
ハードルが高すぎるうえに見合った結果が得られない可能性も多いのが、
ビックワードだと思います。
なので、コンテンツの充実を含めたロングテールキーワードをメインに、
SEO対策をしていくのが得策だと言えます。
ちなみに、「ロングテールキーワード」とは、次のもののことをいいます。
・キーワードとして意識していないキーワード
・キーワードツールを使っても出てこないようなキーワード
つまり、
重要なキーワードを意識せずにコンテンツを増やしていくのが良いと考えています。
実際にキーワードを意識せずにコンテンツを増やしていっても、
自ずと1つはキーワードが入っていますし、スムーズに文章が書けることで綺麗な文章になり、
ユーザーにとっても分かりやすい素敵なサイトになります。
ついでに、それなりの更新頻度は必要です。
更新頻度が高いサイトは検索エンジンからの評価も上がります。
検索エンジン様も、「お!活発なサイトだな!」と判断してくれるので、
少しずつコンテンツを増やす労力は必要です。
コンテンツも充実すると、サイトに訪れたユーザーも流行りの「いいね」や
はてなブックマークに入れてくれるかもしれません。
そうなると、作為的じゃない被リンクも増えていく可能性もあります。
自然と重要キーワードで、上位表示も夢じゃなくなってくるかもしれませんね。
結局は塵も積もれば山となるのです!
2.4 サイトマップの設置
検索エンジンのクローラ君に気持ちよく巡回してもらうためにも、
サイトマップを設置しましょう。
ここでいうサイトマップとは、人間用サイトマップではなく、
sitemap.xmlのような検索エンジンクローラ用に作成されたサイトマップです。
URL、最終更新日、更新頻度、優先度とクローラに必要な情報しかありません。
これで、早く正確に検索エンジンに認識してもらうことができます。
すべてを認識されたら困る部分もありますので、
robots.txtを使い制御することもできます。
サイトマップを作ったら、
サーバーにアップしてクローラがアクセスできるようにするだけです。
Google Search Consoleを使っている方は、
そこにも登録するとどれだけ巡回してくれたかどうか見られるようになります。
2.5 アンカーテキスト
アンカーテキストとは、テキストリンクを使うときの文章です。
ユーザビリティの向上にもSEO対策にもなります。
上の例で、 タグの「アンカーテキストについて」の部分が検索エンジンの評価に大きく関係します。
ユーザーのことを考えて気の利いたテキストリンクをつくろうとすると、
「詳細についてはコチラ」や「詳しくはこちらへ」より
「アンカーテキストについて」等の方が見やすくなると思います。
こういう作業がSEOに自ずと繋がります。
そして、検索エンジンの評価が変わる件については、
現在SEO対策として、
「アンカーテキストにはキーワードを入れるべき!」と言われています。
そうなると、卑劣なSEO対策に走る方が出てきてしまい、
キーワードをゴリ押しして入れてくる輩には制裁を、
とキーワードを意識しすぎたアンカーテキストには評価を下げるような流れになっています。
- 【悪い例】
-
・動画とは?
・動画のお薦めプレーヤー
・動画サイト集
一発で、キーワードの入れすぎと分かりますよね?
しかも、動画、動画と並んで見にくいのでユーザビリティに反しています。
そういう場合は、親カテゴリーを作ってあげるとより分かりやすく、
キーワードを無理に入れる必要がなくなります。
- 【良い例】
-
・動画
・動画とは?
・お薦めプレーヤー
・サイト集
キーワードを含みつつ、キーワードの羅列をなくし見やすく書きます。
このようにすると、ユーザーも見やすいし、
検索エンジンの評価も下がらないと考えられます。
アンカーテキストでも色々な書き方がありますので、バリエーションを持つことが大切になります。
- 【参考サイト】
- アンカーテキスト
2.6 被リンク
関連性の高いWebサイトからの被リンクと人気Webサイトからの被リンクは、
評価が高くなります。
被リンクを増やしていくには、以下のような方法があります。
(1) ナチュラルリンクが増える
(2) 相互リンクの依頼
(3) ソーシャルブックマークに登録する
(4) カテゴリー登録
(5) 有料リンクの購入
(6) 被リンク獲得のために、サテライトサイト・ブログを作る
まだまだありますが、代表的なものがこの6個です。
2.6.1 ナチュラルリンクが増える
これが理想ですが
現在は情報が溢れすぎていて、なかなか増えないものです。
読者、お客様次第ですので、期待せずに待ちましょう。
「ここのホームページは面白い!」とご紹介していただくレベルまで、
Webサイトを充実していくことが大切です。
2.6.2 相互リンクの依頼
せっかく相互リンクするのなら、良いサイトがいいですね。
・関連性の高いサイト
・Google page rank が高い (リンクされるページがです)
・インデックスされている (リンクされるページがです)
・リンク数が少ない (リンクされるページがです)
最低でも上記の4つを条件にしましょう。
1つでも該当しないなら、相互リンクする必要はないと思います。
相互リンクしたいサイトにフォームがない場合は、メール等で問い合わせてみましょう。
先に自サイトにリンクしてから、リンクを掲載したURL等を連絡するのが礼儀です。
連絡して1ヶ月も2ヶ月も相互リンクしてもらえない場合は、
すぐにリンクページから削除しましょう。
そのとき、なんの連絡もないのに相互リンクしてくれている場合もあるので、
削除前に確認しましょう。
※リンクされるページにnofollowやnoindexが定義されていると
被リンクの効果はゼロになってしまいます。
少ないとは思いますが、HTMLソースをチェックすればすぐにわかります。
場合によっては、チェックしてみた方がよいのかもしれません。
2.6.3 ソーシャルブックマークに登録する
あまり被リンク効果はないと言われていますが、被リンクは被リンクです。
基本的なことですが、複数のアカウントを作成して被リンクを増やすやり方は、
モラルに反していますのでやめましょう。
有名なところは、はてなブックマークです。
それほど手間がかからないので、やってみて損はないはずです。
- 【ソーシャルブックマーク・サイト】
- はてなブックマーク
2.6.4 カテゴリー登録
有料もあれば、無料も多数あります。 審査が必要なものが多いので、登録申請して気長に待ちましょう。
2.6.5 有料リンクの購入
被リンクの数を増やすことが目的であれば購入するのがてっとり早いと思いますが、
あくまでも目標は検索上位表示です。
悪質なリンクだと、検索エンジンに嫌われますし基本的にはやめた方が無難でしょう。
- 【参考サイト】
- 有料リンクとは? - ブラックハットSEO大全#08
2.6.6 被リンク獲得のために、サテライトサイト・ブログを作る
これも、やめたほうが良いと思います。
1つ作れば被リンクも1つ確実に増えますが、作る労力があるなら、
自サイトのコンテンツの量・質と共に充実していったほうが確実です。
2.7 内部リンク
基本は、検索エンジン対策ではなく、ユーザーが快適に見やすいリンクの貼り方です。
(1) リンクの階層を浅くする
(2) リンクを張り巡らせる
(3) 関連性のあるページはリンクする
2.7.1 リンクの階層を浅くする
出来るだけリンクの階層が浅いサイト構成のほうが、管理者もユーザーも分かりやすいです。
あまりにもリンクの階層が深いと管理者ですら、
そこのページに行く順番を忘れてしまったりします。
管理者が分からないなら、ユーザーはなおさら分からないと思います。
誰にでも分かりやすいサイト構成にしましょう。
2.7.2 リンクを張り巡らせる
下層ページと下層ページのリンクを張り巡らせることが、
意外とやっていないことだと思います。
2.7.3 関連性のあるページはリンクする
下層ページに充実した内容のページがあると、
それに関連したページリンクがあることがユーザーにとって重要です。
例えば、 シリーズ物だとVol.1を呼んで、Vol.2のリンクが見えるところにないと泣けますよね。
シリーズ物ではなくても、関連性のあるページがあると、
このページ面白かったから違うやつも見ようと思った時にすぐにクリックできます。
このように、ユーザーの目線になってサイト構成を考えるというのはとても大事です。
そうやって頑張っていると、自ずとナチュラルリンクが増えていくかもしれません。
3 まとめ
SEO対策はまだまだ考えることはたくさんあり、大変奥が深いものです。
SEO対策は、やり出すとキリがないのですが、
作ったホームページやブログをたくさんの方に見てもらうためには非常に重要なことです。
SEO対策といった大層なことではなく、
どうすれば自分の記事を読んでもらえるか、という技法であるという視点で捉えるということです。
本記事で書いたことは、こころの片隅においておくだけで充分です。
でも、記事を読んでもらうための技法、SEO対策はやっておいて損はありません。
面倒なことではありますが、
苦労して作成した記事、たくさんの人に見てもらうと苦労が報われます。
せっかく作ったホームページやブログですので、
しっかりSEO対策をしていろいろな方に見てもらいましょう。
以上
本文中の記述に、
誤字や脱字、誤った内容の記述など見つかりましたら、
下に示すフォームでご連絡いただければ幸いです。