サイト名を決めるための7つのポイント

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Webサイトの全体的なイメージが出来上がって来ると、
「どんな名前のサイトにしよう?」というちょっとした?というか
やっかいな悩みに突き当たります。

サイト名は、
そのサイトが続く限り変わる事の無いのが一般的ですので、
安易な名前にしてしまうと後で後悔することになってしまいます。

ブランディングやソーシャルメディアで拡散されやすくするためにも、
安易に決めずじっくりと考えたいものです。

本記事では、
サイト名をどう決めるべきか7つのポイントを示します。

本記事は、PDFに清書してあります。

清書版PDFをご入り用の方は、下に示すページを訪れてみてください。

サイト名を決めるための 7つのポイント

 

なお、本記事は、
下に示すページの記事を元に
わたしの見解を追記したものでることをお断りしておきます。

http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2011/08/23/10757




1 本記事概要

本記事では、「サイト名の決め方」について考えてみます。

サイトの“運営”というよりは立ち上げ初期の作業ですが、大切なことです。

本記事では、
ソーシャルや検索が関係するインターネットならではの留意点を整理したうえで、
サイト名」を決めるポイント、狙うべきゴール、
そして決めた「サイト名」の効果を確かめる方法について整理します。

Map7PointsToDecideSiteName
図1-1 本レポート概要



2 サイト名を決めるための7つのポイント

本章では、
表2-1に示すような観点から、どうサイト名を決めるべきかについて整理してみます。

表2-1 サイト名を決める際のチェックポイント
ToDecideSiteName_01




2.1 サイトのコンセプトは伝わるか?

サイト名だけでサイトの内容や特徴が伝わるのがベストです。

・  伝えるべき相手は誰か?
・ どんな点が他と違うのか?

まずは関連する単語を洗い出し、組み合わせを考えてみます。

「NAVERまとめ」「ライフハッカー」

あえて意味を無視し、
語呂や音感で斬新な独自の名前を創造することもあります。

もともと運営会社やサービス自体に注目が集まっていたり、
認知や集客にお金をかけられる場合はそれでも良いかもしれませんが、
イチからその名前の認知を高めるのは大変です。

「じゃらん」「Yahoo!」「Google」「hulu」



お金をかけられない個人運営のアフィリエイトサイトは、
コンセプトを表す名前を選ぶ方が無難です。



2.2 独自性はあるか?

名前が一般的すぎると、次のようなデメリットがあります。

・  特徴が薄れて印象に残らない
・ 似たような名前の競合と差別化しにくい
・ SEM(やSEO)のコストが高くなる
・ ソーシャルメディアや検索結果のモニタリングでノイズが混じる



コンセプトを表しつつ独自性を出すには、次のような方法があります。

コンセプトや特徴を表す一般的な単語と、
ユニークな単語を組み合わせるという方法です。

区切り文字や
表記(大文字・小文字、ひらがな、カタカナ、アルファベット)で
独自性を工夫します。

たとえば、ターゲットユーザーにのみ伝わる独自用語を使ったりします。

「GROUPON」 「Evernote」 「CSS Nite」 「eVar7」



2.3 短いか?

ユーザーが自発的に
TwitterやFacebookでサイト内のコンテンツを紹介する場合、
長いサイト名は省略されてしまいがちです。

たとえサイト名が表記されたとしても、
サイトについての紹介文やタグラインまで併記されることはほとんどありません。

内容や特徴が端的に伝わる短めのサイト名にしておけば、
コンテンツが
Retweetや「いいね!」で共有されたときに
サイトのブランド強化につながります。

また、
ソーシャルメディアによっては、
URL紹介時にリンク先ページのタイトルタグが自動的に抽出されます。

短くて端的なサイト名を、全ページのタイトルタグに含めておきましょう。

「MarkeZine」 「Clicky」 「はてな」



2.4 英数字で表せるか?

ドメイン名やファイル名、ハッシュタグなどで、
サイト名を英数字で表す必要があります。

限られたコミュニティーだけなら啓蒙によって
ある程度表記の統一ができるのかもしれませんが、
インターネット上の不特定多数の訪問者による自発的な表記はコントロールできません。

英数字で表記しやすい名前にしておけば、迷わず、ゆらぎが生じなくなります。

英数字で表しやすいサイト名にする方法には、次のようなものがあります。

・ 対応する英単語をイメージしやすい日本語の単語を使う
・ 綴りが簡単で打ち間違いされにくい英単語を使う
・ 省略方法についてのコンセンサスを形成する



ToDecideSiteName_02



2.5 変換間違いをしないか?

漢字やカタカナの場合は、主要OSのインストール直後に変換してみて、
変換候補に上位表示されることを確かめておきましょう。

英単語の場合は、
中学で習う単語を選んだり、
発音しない文字が含まれていない単語を選んだりすると良いです。




2.6 ドメイン名やTwitterアカウントは空いているか?

良いサイト名を思いついても、
ドメイン名が取得できなければ意味がありません。

早めに空きを確認し、
.comや.jpのドメイン名、TwitterやTumblrなどの
各種サービスのアカウントを一通り取得しておきましょう。

Dropboxは
「getDropbox.com」ドメインでサービスを開始し、
後に訴訟で「dropbox.com」を買い取りました。

アクセス解析の「Clicky」は、
現在「getclicky.com」のドメインで運用されています。

サービスのアカウントについては、
以下のサービスで
色んなサービスでそのアカウント名が使われていないかが調べられます。

https://namechk.com/


トップレベル・ドメインはいまどきそれがどんな意味かなんて気にしない、
とも聞きますが、
やはり順当には.com、日本人向けなら.jp、
非営利なら.orgという程度には選びたいと思います。

ハイフン付きで微妙に単語を崩したり、単語に一文字加えたりというドメインは、
ゆらぎが大きすぎてなかなか正確には覚えてもらえません。



2.7 すでに商標登録されていないか?

候補のサイト名が、すでに商標として登録されていないか確認しておきましょう。

特許情報プラットフォーム
「特許・実用新案、意匠、商標の簡易検索」を使えば、自分で検索できます。




3 サイト名で狙うべき3つのゴール

2章で示した7つのチェックリストをクリアすることによって、
最終的に以下に示すような「サイト名」を目指します。



3.1 覚えやすい

何度かサイトを利用しているリピートユーザーであっても、
検索エンジンでサイト名を検索して
サイトにたどり着くことがあります
(「ナビゲーショナルクエリ」というそうです。 わたしもたまにこれをやります)。

このような場合に、
ある程度サイト名を覚えていないと、検索すらできなくなってしまいます。

一度聞いたら忘れられない印象的な名前にするか、
少なくとも
実際のサイト名とうろ覚えのサイト名がほぼ一致するようなサイト名にしておきたい
ものです。

サイト名に込められた背景を説明したり、
ロゴやタグラインの表現を工夫することで、
サイト名の印象を強めるのも効果的です。



3.2 検索すると見つかる

うろ覚えにより多少サイト名がゆらいでも、
検索すれば公式サイトが常に上位に表示されるようにしておきたいものです。

そのためには、
事前にサイト名(候補)を構成する単語を分解し、
いくつかのパターンで検索してみることで、
現状どのようなサイトが検索結果に表示されるかを確かめておくと良いでしょう。

人気サイトや大手資本のサイトが近いキーワード群で勝負している場合、
追いつき追い越すために労力が必要になります。

無駄な戦いを避け、
常に上位表示できそうなニッチなキーワードの組み合わせを見つけましょう。

「Google AdWords(グーグル アドワーズ)」の
「キーワードプランナー」という機能を利用すれば、
より素早く最適なキーワードの組み合わせを見つけることができます。

https://www.google.co.jp/adwords/



以下に利用例を示します。

ⅰ) Google AdWordsにアクセスしログインします。



ⅱ)運用ツール」をクリックします。

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図3.2-1 Google AdWords



ⅲ) 続いて「キーワード プランナー」をクリックします。

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図3.2-2 キーワード プランナーの選択



ⅳ) ページ左部から「新しいキーワードと広告グループの候補を検索」を選びます。


ToDecideSiteName_05
図3.2-3 キーワード プランナー画面



ⅴ)宣伝する商品やサービス」に上記で絞ったテーマを入力し、
左下の「候補を取得」をクリックします。

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図3.2-4 新しいキーワードと広告グループの候補を検索



ⅵ) 今回は適当に「花」と入力してみました。
すると「広告グループ候補」というものが出てきますので、
そのタブの右側「キーワード候補」をクリックします。

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図3.2-5 広告グループ候補


このページで確認するのは

・ キーワード(関連性の高い順)
・ 月間平均検索ボリューム
・ 競合性

です。



キーワード(関連性の高い順)

そのキーワードと関連性の高いキーワードが表示されます。

月間平均検索ボリューム

月にそのキーワードがGoogleで何件検索されているかが表示されます。
多ければ多いほどよいですが、最低でも1,000以上が望ましいです。

競合性

そのキーワードは、どれだけライバルサイトが多いかが表示されます。
」、「」であれば狙い目です。

ただし、競合性とはPPC広告の競合性のことなので、
」だから必ず大丈夫という訳ではありません。
あくまでも目安です。



人気キーワードであれば、
上位にWikiやNAVER、ニュース、2chなどが占めていて
検索上位に表示することが困難なケースも多いです。

まずは、
そのキーワードで一度検索してみて
上位表示できそうかよく調べた方がよいでしょう。

コツは、「キーワード(関連性の高い順)」を参考に、テーマ単発ではなく、
なにか別のキーワードを組み合わせることです。

例えばテーマが「布団」なら、
サイト名を「布団」とするとまず上位表示されるのは不可能です。

そこで、
「キーワード(関連性の高い順)」を参考に
例えば「布団 選び方」など別のキーワードを組み合わせてみます。

ページ上部の「宣伝する商品やサービス」に
再度「布団 選び方」を入力します。

これを繰り返して、
月間平均検索ボリューム」が1,000以上で
競合性」が「」、「」になるサイト名を探します。



3.3 よくメンション(言及)される

オフラインの世界で
「今朝の日経で…」というようなポジションを確立するためには
時間とお金がかかりますが、

インターネットの世界でなら小資本サイトでも大手と対等の勝負ができます。

サイト名(ブランド)がソーシャルメディア上で引用されやすい環境を作っておき、
話題性のあるコンテンツやキャンペーンを工夫することで、
さらにブランドが強化されていく状態を目指しましょう。



4 効果を確かめる

サイトを公開した後は、
実際にこれら3つのゴールがどれ位達成されているのかを定期的に確認しましょう。

サイト名をつけたときの仮説を検証し、
改善のヒントを得ることができるようになります。


4.1 覚えやすかったか?

アクセス解析ツールで、
案内系の検索キーワード(ナビゲーショナルクエリ)をリストアップし、
認知とゆらぎを調べてみます。

「案内型」クエリとは、特定のサイト、ウェブページを見つけるためのクエリです。

「このサイト、このページにアクセスしたい」という、
はっきりと定まった意図がユーザーの頭にあります。

典型的な案内型クエリは公式サイトを探すクエリです。
案内型クエリの具体的な例を挙げます。

・ 楽天市場
・ Yahooニュース
・ ドコモ 問い合わせ先
・ Facebook ログイン

どれもアクスしたいページが定まっているクエリです。

基本的には、
オフィシャルサイトのホームページ、またはサイト内の個別ページになります。

Googleアナリティクスでは、以下のように確認します。

集客」→「すべてのトラフィック」→「チャネル」→「Organic Search



アドバンス」で、サイト名関連のキーワードを探します。

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図4.1-1 Googleアナリティクス/Organic Search




4.2 検索して見つかったか?

サイトにどんなキーワードで検索して訪問してきたのか、
アクセス解析レポートで、
サイト名や運営者に関連したキーワードによる訪問回数の合計を
調べると傾向が明確になります。

Googleアナリティクスなら、図4.1-1で示したレポートを参照すると良いでしょう。



4.3 よくメンション(言及)されたか?

Twitterでサイトのドメインを検索すると、
サイトへのリンクを含むTweetを検索できます。

そのURLの前後のコメントを読むと、
サイトがどのように認知されているかも見えてきます。

なお、
特定のドメインに関するTwitterのつぶやきを見逃さないにするには、
次のツールを使うと良いでしょう。

・ HootSuite
・ backtweets



【Hootsuite】

HootSuiteは、
ソーシャルメディアの運用ツールとして、
海外でも国内でも最も人気の高いツールの一つです。

https://hootsuite.com/ja/

HootSuiteは、無料でも利用できますが、
有料版では解析ツールなど高度な機能を利用することができます。

解析」タブでは、
あなたのドメインのTwitterでの存在の推移を見比べることができます。


ToDecideSiteName_09
図4.3-1 Hootsuite




【backtweets】

backtweetsも一度はチェックしたいツールです。

http://backtweets.com/

[domain.com]で検索をすれば、
指定したドメインの最近のTweetをリストアップし、
更新情報はEメールまたはRSSで配信してくれます。

ToDecideSiteName_10
図4.3-2 backtweets




5 まとめ

サイト名を決めるための7つのチェックリストと、
狙うべき3つのゴール、
そして効果測定の方法について簡単な方法を紹介しました。

これだけでは劇的な効果は望めないかもしれませんが、
押さえておくべき基本といえます。

また、アクセス解析を活用すると、
サイト名やドメイン名を決めたときの仮説を検証できるだけでなく、
サイト名の微修正やドメイン名の追加取得、
コンテンツ更新などの改善策が明確になります。


以上




【参考図書】









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